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時代が求めるホリスティックケア
獣医学の飛躍的な進歩の一方で、特に都市部における環境悪化によって、犬たちは想像を絶するストレスに日々さらされています。一方では、先端医学によって施された治療で、命は取りとめたものの満足なリハビリテーションや再発防止のケアが受けられずに苦しんでいる症例も少なくありません。さらには、身体の治療を重視するあまり、身体と精神のバランスや心のケアにまで意識が及んでいないのが残念ながら現状と言わざるを得ません。
そんな精神的な問題や施療後のケア、そして医学的な治療が及ばない疾病への解決手段としてあらためて見直されているのが、生物が本来もっている「自然治癒力」です。自然界に生きる動物たちは、人間に比べ何倍も早く成長し、そして何倍も早く老衰していきます。一方で、彼らの自然治癒力はやはり人間の数倍も優れているのです。この自然治癒力を高め、心身の健全化を能動的に実現するのが本来のホリスティックケアなのです。つまり、不自然な環境や行為から生じた不具合は、できるだけ自然の状態に戻してやることによって本来自分が持つ能力で回復し、心も身体も健全化されるというわけです。現代社会で人間と暮らしてゆく中で忘れかけていた力を刺激し、呼び覚ますことにより、人間からは想像もつかないほどの回復をみせるケースも数多く認められています。
JPHHAの活動が、これからの時代に犬と飼い主さんたちにとって大きな力になってゆくことを願って、共に活動し応援したいと思っています。
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三重県久居市
「すぎもとアニマルクリニック」院長
杉本貫 Ph.D |
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ホリスティックアロマは犬たちにとって最も身近でシンプルな療法
精油は使っているうち、気づかないうちにどんどんキレイになっていきます。
アロマバスで精油を使用し、仕上げをしたらひどい皮膚病が完治!ドライイングで特にその違いがわかります。どんなシャンプーを使うよりフワッと仕上がって、被毛が生き生きとして1本1本立ち上がる感じ。私のサロンでは(札幌市「B POP(ビーポップ)」)では、お客様に精油をブレンドしたパットクリームをアドバイス付きでプレゼントして喜ばれているんです。
水やアロマを取り入れた自然療法である「ハイドロアロマティックセラピー」は、ゆっくりであっても確実に身体のシステムを調整し、免疫を高め、動物が本来持っている機能を取り戻していくものです。特に、これからのペット高齢化時代においては代替医療ともなる療法でしょうし、知れば知るほど犬にも飼い主にもリスクが少なくシンプルでなおかつ適応範囲が広いことを実感させられます。
札幌のドッグイベントで行っているアロママッサージの講習では、咬みクセのある犬や、落ち着かない犬もすっかり大人しくなってお客さまもびっくりされています。
「ホリスティックアロマ」、そして「アクアホリスティック」は、これからのグルーミングの現場で、私のみならず多くのグルーマーたちの大きな力になると確信しています。微力ながら今後もその素晴らしさを広めていきたいと思っています。
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北海道札幌市
JPHHA札幌支部長
「B-POP」オーナー
JPHHA公認マスター・オブ・アロマテラピー
金澤縷美子 |
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